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【ミルウォーキーエイト】4バルブのメリットと課題

ミルウォーキーエイト 馬力

ミルウォーキーエイトの4バルブ化は、更なる高回転・高出力のためです。

低速トルク重視であれば、2バルブでオーバーラップの少ないカムを使用しますが、高回転・高出力を狙うエンジンは、4バルブでオーバーラップのあるカムを使用します。

実際、ミルウォーキーエイトにフルコンで、ボルトインカムのハイカムを組むと、107ciで100馬力を超えてきます。

TCのハイカムだけでは不可能なパワーを発揮させてます。

次世代エンジンのミルウォーキーエイトの狙いは成功していると思います。

ミルウォーキーエイトは、歴代最速の高回転型エンジンです。

そしてハイカムはエンジンチューニングの入り口です。もっと馬力・トルク・味わいを引き出せます。

ツインカムエンジンはハーレー史上最高のエンジンである

4バルブ化のメリット

ツインカム ミルウォーキーエイト 比較

4バルブ化のメリットは、バルブの開口面積が増え、バルブ径を小さくできるので、流速を速めることができ、少ないカムのリフト量で、多くの混合気をすばやく吸気させることができます。

ブランチヘッド ビッグバルブ

同じリフト量なら4バルブの方が開口面積が広く、吸気量を増やせます。

さらに燃焼室に対する有効面積(バルブがしめる面積)を広くとることができ、充填効率も高い。

充填効率をあげるには、バルブ径を大きくするより、バルブ数を多くしたほうが、高回転では効果が高い

メカニカル面では、4バルブの方が部品点数が多くなりますが、バルブ径を小さくできるので、軽量でより高回転に向いています。

  • 2バルブ:低中回転のトルクが強く、構造がシンプル
  • 4バルブ:複雑な構造になるが、高回転・高出力・高性能エンジン

公式動画の通り、ミルウォーキーエイトは4バルブのメリットをさらに引き上げてきています。




ミルウォーキーエイトの馬力アップのポイントはバルブ周りにある

ミルウォーキーエイト ボアアップ
画像元:http://www.suburbanharley.com

エンジンパーツで一番設計がむずかしいのが、シリンダーヘッドです。

このシリンダーヘッドがエンジン性能のすべてに影響を及ぼし、とくに4バルブ化したミルウォーキーエイトでは、このバルブがTC以上に重要な存在になります。

シリンダーヘッドの高効率化のポイント
  1. 混合気が燃焼室に入るまでのポート形状
  2. 燃焼室に混合気が入るインテークポートに、排気のエキゾーストバルブ
  3. 燃焼室の形状

特にバルブシート・バルブ周辺で大きく出力アップが可能です。

ハーレー インテークバルブ

バルブに深い知識と、経験があるショップは、ミルウォーキーエイトの登場で飛躍的に活躍できます。

ハイカムや、ボアアップしかできないショップは、4バルブエンジンのパワーや味わいを引き出すことはできずに厳しくなると思います。

技術の差がはっきりと現れます。

4バルブのバルブシート・フェースでパフォーマンスアップは15%は超えてきます。

ミルウォーキーエイト 4バルブ

燃焼室の形状もTCを踏襲しているので、実圧縮比は高い傾向にあると思います。

バルブタイミングと合わせて燃焼効率をあげれば、高い膨張比が得られ、4バルブで失われた低速トルクを取りもすことが可能になると思います。

4バルブから低速トルクを出すことができれば、ハーレー史上最高にエンジンになると思います。

すでにミルウォーキーエイトの魅力を引き出すことに成功し、エンジンマップも制作しているショップもあります。

低フリクションピストンとヘビーウエイトフライホイールで、パフォーマンスと鼓動感を引き出しています。

詳細はこちらの、【ミルウォーキーエイト】本物の鼓動感をフライホイールで手に入れる!を読んでみてください。

ミルウォーキーエイト 鼓動感
【ミルウォーキーエイト】本物の鼓動感をフライホイールで強くする! ミルウォーキーエイトでインジェクションチューニングしたら、トルクと鼓動感があがったけど、もっと鼓動感を出したいけど可能なのかな?...

4バルブエンジンのミルウォーキーエイトの魅力はハイカムだけでは終わらない

もっと高いレベルまで引き上げられる

4バルブエンジンの理想のポートレイアウト

ミルウォーキーエイトの欠点

4バルブエンジンの最高のポートレイアウトは、V-RODが採用していたダウンドラフトです。

ダウンドラフトはピストン真上にインテークポートがあるため、効率よく混合気をエンジンに送ることが可能です。

しかし、ミルウォーキーエイトのポートレイアウトはサイドドラフトで、ダウンドラフトではありません。

ミルウォーキーエイトの欠点

4バルブでサイドドラフトだと、吸気バルブから入った混合気同士がぶつかり、乱流を起こし2バルブのように充填効率を高めるのは非常に困難です。

ハーレー スワール タンブル

本来なら4バルブのミルウォーキーエイトは、ダウンドラフトを採用するのがベストなはずでしたが、デザイン上採用できなかったのでしょう。

サイドドラフト・ロングストロークエンジン・スワール、またはタンブルで、どこまで4バルブの恩恵を得れるのか楽しみです。




まとめ

すでに、ミルウォーキーエイトは4バルブの高回転の特徴に加えて、ハイカム・低フリクションピストン・ヘビーウエイトフライホイールで、低速トルクと味わいを引き出すチューニングパーツが出てきています。

詳しくは、【ミルウォーキーエイト】本物の鼓動感をフライホイールで手に入れる!を読んでみてください。

燃焼効率の向上と、4バルブでうすまった低速トルク、ポートレイアウト(ダウンドラフトが理想)でさらに面白くなると思います。

4バルブの可能性は、2バルブでは達成できなかった領域に行けるはずです。

 

今日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

ARIGATO BIKE

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