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【リジッドorラバー】マウント方式の違いで鼓動感・パワー・走行性能も異なる!

ハーレー リジッドマウント ラバーマウント
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理想のハーレーになるかどうかは、ベースモデルで決まります。

  • 鼓動感を味わいたい
  • ハイトルクを出したい
  • このスタイルにしたい

など、カスタムがはっきりしている場合は、リジッドマウントにするか、ラバーマウントにするかのベースモデルの選択が超重要になります。

ベースモデルの魅力を引き出すと

  • ショベルヘッドを上回る鼓動感に、強烈なトルクを手にすることができる
  • ビッグツイン最速のトータルバランスを手に入れることができる
  • V型2気筒エンジンの、豪快で鋭い加速を手に入れることができる

しかし、ベースモデルが異なると魅力を最大限引き出せない

理想のハーレーになるようにベースモデルの選び方を説明します。

ラバーマウント・リジッドマウントでかわる鼓動感

ハーレー リジッドマウント ラバーマウント
  • 左リジッドマウント:ボルトでエンジンとフレームをマウント
  • 右ラバーマウント :エンジンとフレームの間にラバーを挟んでマウント

ボルトを通した振動とラバーを通した振動では、同じエンジンでも感じる鼓動感はことなり、パワーの出しやすさにも関係します。

快適性と車体を大きく揺らす鼓動感のラバーマウント

ツーリングモデル・TCダイナモデル(中古)の鼓動感

ハーレー ラバーマウント

エンジンとフレームの間にラバー(アイソレーター)でマウントし、ライダーに強い振動を伝えないようにしています。長距離ツーリングは振動が疲労に繋がるためです。

ラバーで不快な振動を消しているので、エンジンにバランサー機構はありません。

エンジンの振動がラバーを通して増幅して、バイク全体に柔らかい振動が広がり、エンジン・車体ともに揺れを感じ、見た目も大きく揺れる。

ソフテイルのような硬質な振動はありませんが、ラバーマウント特有の大きな振動は非常に人気があります。

スポーツスターモデルの鼓動感はすこし硬質

883R ラバーマウント
スポーツスターもツーリングモデル・ダイナモデル同様、おなじラバーマウントの特性を持っていますが、より硬いラバーを使用しているので、すこし強めの振動が感じられます。

リジッドマウント時代のような、強烈で強い硬質な振動はなく、ツーリングもできるスポーツモデル。

ツーリングモデルやダイナより大きく揺れはしないが、硬質な振動を感じられる。




伝統のリジッドマウントの硬質な鼓動感

ソフテイルモデルは硬質な鼓動感

ソフテイル 鼓動感

エンジンとフレームを直接ボルトでリジッドマウントされている唯一のモデル。エンジンもフレームのストレスメンバーの一部になっているため剛性も高い。

エンジンにバランサー機構をもち、不快な振動(スマホのバイブのような高周波振動)をライダーに伝えないようにしています。

バランサーで振動が消されているとはいえ、ピストンの上下運動からうまれる鼓動感までも、消されているわけではありません。

直にエンジンがフレームにマウントされているので、硬質な振動が感じられます。

しかし、ラバーマウントモデルのような車体全体を、揺らすような振動はありません。

全てのモデルは疲労につながる振動を、ライダーに伝えないようにしています。

これはアメリカのハイウェイの速度アップや、生産性の向上、ライバルメーカーの乗り心地に負けないようにしている為です。

エンジンのマウント方式とバランサーの有無で振動は異なるが、カスタムの方向性によって魅力の引き上げることができる。

カスタムに求めるのはパワー・鼓動感・走行性能?

純正を大事にして乗るのであれば、

  • 長距離ツーリングで、荷物を乗せ二人乗りもしたい:ツーリングモデル
  • クラシカルスタイル・チョッパースタイルで走りたい:ソフテイル
  • 走りも重視、見た目も重視したい:TCダイナモデル(中古)
  • 走りも見た目も重視で、気軽に軽快に走りたい:スポーツスター

上記で検討するのが良いと思います。

カスタムでベースがもっている魅力を引きだす

王道で過激なツーリングモデル

ハーレー バガー
バガー・HOGG(ホッグ)が流行していて、排気量アップや、23インチホイール・ストレッチタンク・エクステンション・ハイパフォーマンスサスペンションなど、パフォーマンスパーツがどんどんリリースされています。

見た目もパフォーマンスもかなり過激なカスタムが出来ます。

ハーレーの中で一番大きな排気量がラインナップされ続けています。

快適な装備も標準でつき、果てしないロングツーリングが出来る。

誰もが憧れるハーレーです。

しかし、走りとなるとサイドカーでハンドルを軽くするために、トリプルツリーが前後逆についているので高速でかなり飛ばすと必ず振られます。

ツーリングモデル ウォブル 逆オフセット トリプルツリー

悩んでいる方は多いです。

フレームにスタビライザーなどを付けて剛性を上げる方法もありますが、ラバーマウントのため、フレームでしか剛性を上げられないので、根本的な問題解決になりません。

解決にはトリプルツリーを、通常の方式に変えるしかありません。

しかし、ネックごと変えるのでスキル・設備があるショップが必要になります。

しかし、ツアラー乗りはパワーは求めても、最高速を求めているわけではないので、HOGGやバガーなどで100馬力を超えるカスタムは当たり前で、トリプルツリーもそのままです。

各ショップの技術力も相当高いものがあります。

ターボにスーパーチャージャーなどの経験豊富なショップも多数あり、ドラッグレースにも出場して、今、かなり熱いモデルです。




鼓動感・ハイパワーのソフテイルモデル

ソフテイル 鼓動感
クラシカル・チョッパー・ドラッグ・チョロスタイルで人気があります。

一見するとリアサスペンションがないリジッドフレームに見えるので(ハードテイル)、映画で見るハーレーの歴史を一番感じられるモデルです。

唯一の伝統のリジッドマウントモデルですが、バランサーで振動が消され、魅力を薄く感じてしまいますが、実はパワー、硬質な振動は一番引き出せるモデルです。

フライホイールで精密なバランス取りを行えば、不快な振動はなくなるのでバランサーは必要なくなります。

不快な振動を消して、エンジンの振動を直接感じることができる唯一のハーレーです。

鼓動感、パワーを最高に引き上げることが可能です。

エボ以前の強い鼓動感が求める方は、フライホイール外周にウエイトを付けることで、さらに強い鼓動感が手にはいります。

ヘビーウエイトフライホイールで俊敏なレスポンスはうすれますが、パフォーマンスを上げれば簡単に解消されます。

ヘビーウエイト化については、詳細な記事がありますので、こちらの【フライホイールにヘビーウエイトリング装着】史上最高の鼓動感と低速トルクを読んでみてください。

プレスインタイプのフライホイールのバランス取りができるショップは、設備・スキル・ノウハウ・実績がある限られたショップのみです。

さらに、エンジン、ミッション、マフラー、スイングアームがリジッドマウントなので、パワーの伝達力が一番高く、ウォブルなどの不安要素もありません。

ただし、リアサスペンションを高性能リアサスペンションに交換することが出来ないので、トータルの走行性能を上げることができません。

ハーレー 鼓動感
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ビッグツイン最速のTCダイナモデル(中古)

クラブスタイル フェアリング
名車ローライダーがあるように、ハーレーの進化の歴史を感じられるモデルです。

ミルウォーキーエイトになってからダイナは消滅してしまいましたが、FLとXLのいいとこ取りで生まれたモデルです。リアサスペンションがツインショックなので、ハーレーの強力な低速トルクで、スポーツ走行が可能な刺激的なモデルです。

クラブスタイルの流行もあり、走りのパーツがスポーツスター並に多く、かなりいじれます。

しかし車体とエンジン、ミッションがラバーでマウントされている為、ソフテイルモデルと比べると、硬質な振動とパワーの伝達力を上げることはできません。

さらに剛性不足のためウォブルを完全に消し去ることは困難です。

ただし、あくまで比較なので、実際には100馬力を超えるようなチューニングも一般的に行われていますし、ビッグツインではトータルバランスが優れていて、走行性能はビッグツインで一番です。

車体、エンジン全体を揺らし、体全身に伝わるやわらい振動は、走りからロングツーリングもこなせる万能なハーレーです。

日本では国産パーツが豊富なのでパーツを流用し、ハーレーとは思えない走行性能を手に入れることが可能です。

前後サスペンションが選べるのは、バイクとしての基本性能を大きく引き上げられます。

おなじビッグツインエンジンでも構造上、引き出せる魅力がことなる

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走行性能とスタイルのスポーツスター


カフェレーサーからチョッパースタイルまで純正で販売されおり、最初から好きなスタイルが手に入ります。

ワインディングはもちろんラバーマウントなのでツーリングにも適しています。

ビッグツインのように排気量アップしなくても、4カムのスポーツスターは吸排気、インジェクションチューンニング、シリンダーヘッド、ハイカムカム、ビッグスロットルで、100馬力のカスタムも可能です。

4カムのスポーツスターはビッグツインと違い、高回転からが本領発揮で、低速トルク向きのビッグツインには出来ない高回転からの伸びがあります。

スポーツスターの加速が一番気持ち良いです。

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有名メーカーのサスペンションも、数多く発売されており、自分好みの走りに仕上げる事が出来ます。

ハーレーではなく、スポーツスターが好きなんだという人が多く、ミーティングも情報も多く、ほぼ全てのカスタムスタイルに仕立て上げられます。

しかし、現在のモデルはラバーマウントなので、2003年以前(リジッドマウント)のモデルと比べたら、パワーは出しにくいですし、車体が一回り大きくなったので重いです。

トレール量が少ないため飛ばすとハンドルがブレる減少が起きますが、トリプルツリーの交換で簡単に直ります。

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それでも現行ハーレーの中で、一番コンパクトで軽量、パフォーマンスも100馬力程度なら排気量アップせずに手にはいります。

見た目もレーサーからチョッパーまで、ボルトオンのパーツで揃えられます。

まとめ

構造上引き出せない魅力があることがあります。

もちろん、フレームからカスタムするなどをすれば、ベースモデルの重要性は低くなりますが、現実的ではありません。

どんな見た目が好みか、どのように走るか、理想のハーレーはどんなイメージか、などを明確にして、魅力を引き出すために確実に選んでください。

バランサーとラバーマウントを採用した、もう一つのわけ

ひとつは上記で伝えたように「ライバルメーカーの乗り心地に負けない」為です。

実はもうひとつあって、これは生産者側の都合で、クランクの芯出しとバランス取りの作業を簡略化したかったんです。

バランス取りを簡略化すると、需要にあった生産性が手に入るわけですが、不快な振動が発生してしまいます。

その不快な振動を無くすためには、ラバーマウントとバランサーを採用することにしました。

ラバーマウントとバランサーを採用することで、手間のかかる精密な芯出しとバランス取りを、行わなくてもよくなり、高い生産力が手に入りました。

いろんな都合があったわけなんですよね。

さらに詳しく知りたい場合はこちらの【バランサーは外せる】ソフテイルが採用した理由と鼓動感との関係の記事を読んでみてください。

 

今日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

ARIGATO BIKE

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