チョッパーのカスタム方法をお伝えします。
チョッパーは、ハーレーの王道のカスタムですが、どんなカスタム方法があるのか、費用がどれくらいかかるのか、なかなかわからないですよね。
この記事には、チョッパーのカスタム方法やフルカスタム費用の目安、ハンドル高さの基準などを解説していきたいと思います。
チョッパーのフルカスタム費用のベース
ワンオフパーツを使用しないボルトオンパーツの、フルカスタム費用は以下の脱着工賃がベースになります。
- ボルトオンパーツの脱着工賃 XL:25万~、FL・FX30万~
- エンジンパーツすべての脱着工賃 18万円~
カスタムショップにより変わりますが、ボルトオンパーツでの一般的な工賃です。
上記の工賃にパーツ代が加わった金額が、おおよそのフルカスタム費用です。
個々の参考工賃を知りたい場合は、下記のURLを参考にしてみてください。
アンバーピース 工賃:https://www.amberpiece.com/contents/shop-pay.htm
ガッツクローム 工賃:https://www.gutschrome.jp/column/235/
チョッパーのカスタムバイクのベースはソフテイル
チョッパーのベースモデルは、ソフテイルが主流です。
しかし、B級チョッパーなどはスポーツスターだったり、ダイナフレームのチョッパーもありますので、決まりはありません。
日本ではチョッパーというと、ロングフォークに対して呼ぶのが一般的ですが、意味合いで言えばチョップ(切る)していればチョッパーです。
チョッパーは余計なものは取っ払うスタイルで、フロントブレーキを外すこともあります。
本場のアメリカでは、カスタム車両にたいして呼ぶので、細かい決まりなんてないです。
一般的に社外フレーム使用するなら、リアサスがないリジッドフレームに、ロングフォークですが、上図はそうでなくてもかっこ良いという見本ですね。
チョッパーのハンドル高さの基準は16インチ
ハンドルの高さは迷うと思いますが、チョッパーらしいハンドルの高さは16インチが、いまのカスタムシーンでの基準です。
下の写真のローランドサンズのハンドルは、19インチのキングエイプです。
ハンドルの交換に必要なパーツや費用などについては、詳細な記事がありますので、こちらの、【ハーレーのハンドル交換】費用と交換に必要なパーツをあわせて解説を読んでみてください。
ロングフォークチョッパーのカスタム方法
フロントフォークだけを伸ばす
B級チョッパーといわれる、普通のチョッパーでは物足りない方や、ガレージビルダーと言われるプライベーターが好んでカスタムしています。
オールドスクールでは定番です。スポーツスターでも多く見られる手法ですね。
フォークを伸ばすと、フレームが持ち上がってネック角が大きくなるので、トレール量が増え直進安定性は増えますが、ハンドルを切るとバタンと一気に傾く傾向があります。
トリプルツリーだけを寝かせる
フレームのネック角を変えずに、トリプルツリーでオフセット量をかえロングフォークにする手法です。
フレームを加工せずに、トリプルツリーの角度をかえてロングフォークにするので、フレームに無理がなく、多くのメーカーから様々な角度のトリプルツリーが発売されていて、とてもメジャーな方法です。
ただし、トレール量が減るので飛ばすと、ストレートでもハンドルが取られる傾向があります。
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トレール量を確認してカスタムしてください。
トレール量については、詳細な記事がありますので、こちらの、【トレール量とは】オフセット変更でハンドルのブレは止まるを読んでみてください。
フレームのネック角を寝かせる
フレームを加工してネック角を変えるので、コストは高くつきますが、見た目がロー&ロングでカッコ良くまとます。
トレール量は増えるので、直進安定性も抜群でバランスの取れたカスタムです。
寝かせすぎるとハンドルを切るのが重くなり、腕が伸び切ってしまう場合があります。
フレームのネック位置を上げる
こちらもフレームに手をいれる。または社外フレームを使用する。
コストはかなりかかりますが、ショークオリティーまで引き上げられます。
しかも、しっかりトレール量を確保できるので、ハイエンドカスタムではこちらを採用しているケースが多いです。
ハンドルが重くなる傾向があるので、ステアリングダンパーを取り付けて軽減させるケースもあります。
日本だと数々の賞を受賞しているセレクテッドカスタムがニュースクール系で有名です。
画像元:日本を代表するハイエンドカスタム SELECTED CUSTOM
パイオニアのウエストコーストチョッパーズだと、カスタムは20,000,000円スタートのようです。
まとめ
ここまで、チョッパーのカスタム方法について解説いたしました。
以下に、ポイントをまとめています。
- フルカスタムの費用の目安は、XLなら25万円~、FLやFXなら30万円~の脱着工賃に、パーツ代が加わった金額
- チョッパーのカスタムバイクのベースはソフテイルが主流
- ハンドルの高さは16インチが基準
- ロングフォークチョッパーのカスタム方法は多くの手法がある
多くのチョッパーのスタイルがありますので、目を肥やし、自分の好むスタイルが見つかるまで多くの情報を集めて、決めたらブレずにカスタムするのが、完成度が高く費用も抑えられるポイントです。
自分のスタイルのハーレーを作り上げて、楽しんで走ってください。
パフォーマンスや鼓動感の引き出しかたについては、詳細な記事がありますので、こちらの、【リジッドorラバー】マウント方式の違いで鼓動感・パワー・走行性能も異なる!を読んでみて下さい。
今日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
ARIGATO BIKE
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