- EVO・TC・ミルウォーキーエイトなどの、新しいハーレーから鼓動感を感じにくい
- EVO・TC・ミルウォーキーエイトなどで、どうしたら鼓動感を出せるのか?
こういった鼓動感についてお答えします。
EVO・TC・ミルウォーキーエイトなどの新しいハーレーに、鼓動感を感じにくいわけは、軽量化されたフライホイールが一番の原因です。
年式の新しいハーレーは高速道路の制限速度アップや、ライバルメーカーに負けない為にフライホイールを軽量化させてきました。
フライホイールは軽量のほうが、アクセルレスポンスや加減速がよくなるためです。
しかし、レスポンスが良すぎると、シビアなコントロールが必要になり、ハーレーらしいおおらかなドライビングが出来なくなってしまいます。
以下のフライホイールのヘビーウエイト化で、年式の新しいハーレーに最高の鼓動感を与え、粘りのあるぶっとい低速トルクが手に入り、ハーレーらしく、とても優雅で余裕のあるツーリングが可能になります。
- フライホイールを重くするヘビーウエイトリングを装着
- 重いフライホイールを回すために、強い燃焼圧力を得る
- 重いフライホイールは、低いアイドリングでも安定して、力強く回転を続けられる
- そのため、低い回転数でも力強い低速トルクで、ドコッドコッとした鼓動感につながる
フライホイールが軽いミルウォーキーエイトなどの、新しいハーレーほど鼓動感を感じにくいのは、とうぜんの現象です。
ハーレーは長く乗れるバイクです。
足らなく感じれば、足らないものを加えて、自分にとって最高のハーレーにすることが可能です。
それでは、画像などをくわえて、詳細に説明したいと思います。
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鼓動感はフライホイールにヘビーウエイトリング溶接であがる
ハーレーの魅力は低速トルクと、鼓動感といわれる感性に訴えかける魅力があります。
その魅力に大きく関係しているのが、あの古めかしい円盤状の重いフライホイールです。
重いフライホイールは、強い回転エネルギーを生みだすことができます。
おなじ大きさなら重いほうが、慣性モーメントが強く鼓動感も強い。
EVO・TC・ミルウォーキーエイトで薄くなったと言われた鼓動感を、フライホイールのヘビーウェイト化で取り戻せる
もともとあるフライホイールに、ヘビーウエイトリングを溶接で接合させます。
すでに重いフライホイールのショベルヘッドなら、強い燃焼圧力でよりハーレーらしさが実現できます。
EVOはウエイトリング装着でショベルと同じ厚さになります。
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重いフライホイールを力強く回すために強い燃焼圧力が必要
重いフライホイールを回すには、力強くピストンを長い時間押し下げる必要があります。
そのためにはエンジンの吸気量を増やす。
エンジン出力は吸気できる混合気の量で決まるため、できるだけ多くの混合気を吸気させ、効率よく燃焼させます。
吸気量を増やすための代表的なチューニングは、下記があげられます。
- 吸気効率の高いシリンダーヘッド
- 多くの混合気を吸気できるハイカム
- 多くの空気を吸気できるビッグボアスロットルボディ
- キャブレター・インジェクションチューニング
これらで生まれた燃焼圧力を、無駄なく伝える低フリクションピストンで、さらに効果を引き上げてくれます。
重いフライホイールで、アクセルレスポンスの低下や、加減速が鈍くなるデメリットがでますが、燃焼圧力を強めることでデメリットは簡単に解消できます。
- 鼓動感と低速トルクは、モデルに関係なくエンジンチューニングで出せる
- 重いフライホイールに強い燃焼圧力で、ハーレー史上最高の鼓動感と、低速トルクを手に入れる事ができる
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ハーレーがバランサーとラバーマウントを採用した理由
※写真左はボルトでエンジンをマウントしている。右はラバーでエンジンとマウントしている。
ハーレーダビッドソン社が、バランサーとラバーマウントを採用したひとつの理由に、クランクから発生する不快な高周波振動をなくすためです。
※クランクから発生する高周波振動が増えた理由は、生産性向上のため、クランクのバランス取りと、芯出しの精度を下げたためです。
クランクのバランス取りとシャフトの芯出しの精度を上げれば、不快な振動はなくなり、バランサーは必要なくなります。
バランサーを外してしまえば、うすまったと言われた鼓動感とパワーを取り戻せます。
まとめ
EVO以降、薄まったといわれた鼓動感を、フライホイールにヘビーウエイトリングを取り付けて重くすることで、簡単に取り戻せる。
以下に重要なポイントをまとめてます。
- 鼓動感や低速トルクが薄くなっているのは、フライホイールを軽くして、アクセルレスポンスや加減速をよくするための、近年のハーレーの特徴
- 鼓動感や低速トルクをあげるには、軽いフライホイールを重くすることで手に入る
- 重くしたフライホイールのデメリットは、レスポンス、加減速の低下につながる
- デメリットのレスポンスや加減速は、強い燃焼圧力で簡単にもどせる
ショベルヘッドなら、オーバーホール時期が近づいてたら、燃焼圧力を強めるチューニングをして、さらなる味わいを深めるのは面白いと思います。
劣化した部品を変えて新車のように戻すのも良いですが、当時のエンジニアが達成できなかったパフォーマンスとテイストを、手に入れるのも良いと思います。
劣化したパーツを超ロングライフで低フリクションにするためには、こちらのハーレーのオーバーホールの時期も距離も大きく伸ばせる改質処理!も参考にしてください。
今日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
ARIGATO BIKE
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