市販品のエアクリーナーで吸気効率がいちばん高い、ローランドサンズのエアクリーナーを紹介します。
燃焼効率の高いエンジンに、レース用マフラーを使用しても、エアクリーナーの吸気効率が低ければ性能を発揮できません。
エンジン出力は、吸気できる空気の量で決まります。
それでは、吸気効率の高いローランドサンズのエアクリーナーと、おなじフィルターを使用した高性能エアクリーナーを含めて紹介します。
高性能と言われるエアクリーナーは、170CFMをこえるエアクリーナーです(Cubic Feet per Minute)
全方向から吸えるK&Nのフィルターに、空気の流れを邪魔をしないカバーをつけたエアクリーナーが170CFMをこえます。
そのエアクリーナーが178CFMのRSDのタービンです。
市販品では性能がいちばん高い。
下のエアクリーナーは全面にカバーをしているためタービンより低いですが、おなじフィルターを使用しているので、170CFMはこえる高性能エアクリーナーです。
さまざまなエアクリーナーの吸気効率を知りたいかたは、こちらの【買わなくてもわかる!】エアクリーナー交換の効果と選び方を読んでみてください。
逆に吸気効率の低いエアクリーナーは、小さなタイプや、空気をコントロールしようとしてカバーに細工をしたものです。
空気は低回転時はうずを巻き、高回転時にまっすぐ吸気されるため、カバーの裏にうずを巻いたタイプは、一定の回転数でいえば効果は発揮します。
しかし、その回転数をこえると抵抗に変わってしまいます。
空気は自由に形を変えていくため、カバーなどでコントロールすることは困難です。
高性能なRSDのエアクリーナーでも、雨にぬれてしまうと性能が落ちます。
雨にぬれても、ゆっくり走行では性能低下は感じにくいですが、高速走行や上り坂などでは走りづらくなるので、雨対策にカバーはあったほうが良いです。
吸気効率が下がったエアクリーナーは、排気量分の混合気が入らずに、強い燃焼圧力がうまれません。
弱い燃焼圧力では、トルクも馬力も低下します。
ローランドサンズのエアクリーナー以外で、吸気効率が高くデザインも良いのは、170CFM前後のS&Sが全天候型では優れています。
カバーは多くのメーカーやショップから発売されているので、性能とデザインを両立できます。
ファンネルはエンジンの耐久性を無視すれば、吸気効率は非常に高く180CFMを超えます。
ファンネルは空気の邪魔をしないから、高い吸気効率を誇ります。
しかし、アミをつけてしまうと、フィルターつきの吸気効率以下になってしまいます。
見た目とちがいアミの抵抗は非常に高いです。
全方向から吸気できるフィルターや、空気の邪魔をしないカバーが高性能なことがわかれば、ある程度は見た目で性能がわかります。
ハーレーの最大の魅力はエンジンです。
できる限り高性能なエアクリーナーの方が楽しめると思います。
今日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
ARIGATO BIKE
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