チョロスタイルのカスタム方法を紹介します。
チョロは高額なパーツで着飾るのではなく、ペイントや金属パーツにほどこす彫金などで差別化する、かなり深みのあるスタイルです。
しかし、基本的にはハンドル以外を低くするスタイルなので、好みの年式やカラーが見つかれば、ハンドル・マフラー・ローダウンの3つがメインのカスタムになります(こだわれば終わりがないのもチョロスタイル)
チョロスタイルは、メキシコ系アメリカ人の文化のあらわれでもあるので、カスタム方法にアートやファッションなども含めて、解説していきたいと思います。
チョロスタイルの必要なカスタムパーツ
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クラシカルなスタイルをベースにするので、FL系の中でもソフテイルデラックス(FLSTN)とヘリテイジ(FLSTC)、ロードキング(FLHR)ベースが主流です。
ハンドルは高さのあるエイプバーで、マフラーはフィッシュテールが定番で、エアサスなどでローダウンさせる。
ハンドル以外は低くする。
チカーノ発祥のローライダー(車)のハーレーダビッドソンのカスタム。
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チョロスタイルは、エンジン含め細かい彫金を施し、一見純正カラーと思いきやカラーを反転している等、相当なこだわりがあります。
高額なカスタムパーツをつけて着飾るではなく、ペイントや彫金などで豪華にみせるチカーノ特有の文化があります。
チョロのヘルメットは、ナチヘル・ジャーマンヘルメットが主流で、チカーノの文化的にフルフェイスが主流になることはないと思います。
メキシコ系アメリカ人は、体系が日本人に近いこともあり、ファッションなども参考になると思います。
ハンドルは19インチにマフラーはフィッシュテールの36~39インチ
- 19インチのエイプハンドル
- 36~39インチのフィッシュテール
- ローダウン
以上の3点で基本スタイルは完成します。
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好きなカラーの年式のFLが手に入ってしまえば、ペイントをする必要はないので、他のカスタムと比べれば、費用は抑えられ場合があります。
実際クラシカルなチョロスタイルの方は、ハンドルとマフラーとローダウン以外はほぼノーマルです。
M8のフィッシュテールは現在、上記のバッサニとサムソンのみです。
ハンドルについては、【ハーレーのハンドル交換】費用と交換に必要なパーツをあわせて解説、マフラーについては、【買わなくてもわかる!】重低音からレーシーなサウンドまでのマフラー選びも読んでみてください。
外装のフロントフェンダー・リアフェンダー・ホイールにローダウン
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さらにチョロスタイルを極めるなら、ストレッチしたフロントフェンダーにリアフェンダーにスポークホイールは必要です。
バッドダッド:https://www.baddad.com
■フロントホイールのサイズは21インチで、スポークホイールのファットタイプに人気があります。
■ローダウンは、ショーレベルまで引き上げるなら、エアサスが必要ですが、通常はローダウンサスです。
チョロスタイルとは?メキシコ系アメリカ人の白人に対する文化
画像元:http://www.saladdaysmag.com
チョロはメキシコ系アメリカ人のことで、裕福な白人のHot Rodと差別化するために、金よりも手間をかけることで、存在感をだすローライダー文化です。
ですので、チョロスタイルにするなら、文化の理解は必要だと思います。
チカーノやローライダーの文化や、アート、ファッションを知るなら、「ミスターカートゥーン」と「エステバン・オリオール」は知らなければならないアーティストです。
Mr.CARTOON(ミスターカートゥーン)はタトゥーアーティストで、エミネムの大型のタトゥーを彫ったことで一気に有名になり、フォトグラファーのEstevan Oriol(エステバン・オリオール)と組んで多くのアートを残しています。
ミスターカートゥーンとエステバン・オリオールの、アパレルブランドがあります。
■Joker Brand Clothing
日本だと、チカーノ専門ではありませんが、ブルオリジナル・グラッドハンド・ガルシアなどが有名です。
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チカーノがどのような差別を受け、葛藤や緊張を経験しながら、どのようにうまれたかなど、チカーノの文化を知るにはDVD「The Run Up」は理解しやすいと思います。
わたしたち日本人には、理解しにくいことがありますが、知っておいたほうが良いでしょう。
ミスター・カートゥーン、エスティヴァン・オリオールなどの、超大物アーティストが出演していてかなり貴重です。
下記のエスティヴァン・オリオールのフォトアートも貴重です。
チカーノ文化を知らないのに、チョロにカスタムするのは、ただのミーハーでかなり薄っぺらいカスタムになりかねません。
まとめ
ここまで、チョロスタイルのカスタム方法や、ファッションなどのカルチャーについて解説いたしました。
以下に、ポイントをまとめています。
- チョロのベースはFL系、なかでもソフテイルデラックスやヘリテイジ、ロードキングベースが多い
- カスタムの鉄板は、ハンドルは19インチ・マフラーはフィッシュテールの36~39インチ・ローダウン
- チカーノの文化・アート・ファッションなら「ミスター・カートゥーン」に「エステバン・オリオール」
チョロはメキシコ系アメリカ人の文化です。
白人に対するさまざまな思いがローライダーを生んだように、見た目だけではなく、どういった歴史があるかなども知れば、よりカスタムに深みが増すと思います。
今日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
ARIGATO BIKE
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