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ハーレーになぜハイオクガソリンが必要なのか?

ハーレー ハイオク
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  • なぜ、ハーレーにハイオクが必要なの?
  • ハイオクの方が、馬力があがるからじゃない?
  • レギュラーとハイオクの違いってなに?

こういった疑問にお答えします。

高出力エンジンはハイオクが指定されているので、ハイオクの方がパワーがでるイメージがあります。

しかし、レギュラーとハイオクで取り出せるエネルギーは変わりません。

ハイオクが必要なエンジンは高温高圧になるエンジンです。ハーレーは熱を一定に保てない空冷エンジンです。

レギュラーとハイオクの違い

ガソリンから取り出せるエネルギー差は実質ありません。

下記の表は、ガソリンが完全燃焼した場合に発生するエネルギー(発熱量)です。

種類発熱量
レギュラーガソリン34.5 MJ/L
ハイオクガソリン35.1 MJ/L

ハイオクとレギュラーガソリンで約2%もエネルギーの差がありますが、この2%は完全燃焼した場合の理論値です。

実際にはエンジン内に取り込まれたガソリンが完全燃焼することはありません。

つねに温度と圧力が変わり70%程は動力に変換できないために、約2%のエネルギー差はエンジンパワーに表れません。

パワーの違いがないのに、なぜ、わざわざ価格の高いハイオクが必要なのか?

自己着火しにくいガソリンがハイオク

エンジンは圧縮中に温度が急上昇していきます。

この温度に耐えられるガソリンがオクタン価の高いハイオクガソリンです。

オクタン価が低いと、ピストンが混合気を圧縮している最中に燃焼を開始してしまいます。

これがプレ・イグニッション(自己着火)。

ハーレーはエンジンの熱を制御しにくい空冷エンジンです。プレ・イグニッションの危険は水冷エンジンとは比較にならないほど持っています。

そのため、ハーレーには高いオクタン価のガソリン、ハイオクが必要になります。

種類オクタン価
レギュラーガソリン89.0以上
ハイオクガソリン96.0以上

このオクタン価が高いガソリンをハイオクガソリンと呼びます。

ハイオクガソリンは高温高圧に耐えられる。

日本のハイオクガソリンはオクタン価が低い?

空冷大排気量エンジンや、出力が上がったエンジンは高温高圧になり、ガソリンが自己着火して起こるプレ・イグニッションが発生しやすくなります。

ノッキングは簡単にエンジンを壊します。

例えるならプレ・イグニッションは、ボクサーがアッパーをしている最中に上から巨大なハンマーで叩くような巨大な破壊エネルギーを持っています。

https://speedfreak77.com/custom/headspistons%EF%BC%86top-end/knocking/

しかし、日本のハイオクはアメリカのハイオクと比べて数値的には、同等以上なのですが、実際には低いと思われます。

バイオ燃料の影響もあるかもしれません。

そのオクタン価のガソリンをハーレーのエンジンに使用すると、プレ・イグニッションの危険性が高まります。
※2020年6月27日の毎日新聞の発表で、100と表示されてあったオクタン価がレギュラーと混ぜて販売され100オクタン価より低く販売され、虚偽であったと明確になりました。日本のハーレーがノッキング(プレ・イグニッション)で壊れる理由がこれでハッキリしました。日本の低いオクタン価にあった圧縮比にしないとエンジンに致命的なダメージが残ります。

プレ・イグニッションはガソリンの爆発で、そのエネルギーがエンジンの一部に集中するので、エンジンを壊します。

アメリカでは古いV8マッスルカーが走れるように、レースガスが町中で手に入ります。本当に羨ましいですよね。

高いオクタン価が手に入らなければ、プレ・イグニッションを防ぐために圧力(圧縮比)を下げる必要があります(ローコンプ化)

圧縮比をさげずに、プレ・イグニッションの危険性が増えるハイコンプ化を勧めるカスタムショップがありますが、出力があがることはありません。

オクタン価のあったビッグエンジンは、強烈な低速トルクを発生させ、4CAMスポーツスターはレスポンスが良く、上まで力強さが続く。

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ガソリンタンクは常にガソリン満タンがよい

ハーレーはスチール製のガソリンタンクの中に、インジェクションポンプがあるので、モーターの潤滑とタンクとモーターのサビ防止に、ガソリンタンク内を乾燥させないで下さい。

ガソリンへの引火は、満タンの方が空燃比が濃くなるので、引火する危険性が低くなります。

少ないガソリンのほうが理論空燃比に近くなり、ガソリンが気化したら引火の危険性があがります。

ガソリンは空気が少なく、液体の状態では引火はしません。ガソリン1gに14.7gの空気があると引火しやすい、これが理論空燃比です。

ガソリンタンクの小ささを補うために、ガソリン携行缶を使用しているかたは多いと思いますが、携行するさいには直射日光を浴びないように注意してください。加えて自分より後ろに携行缶を設置してください。

  • ふたを開けたときに気化したガソリンが噴出し、静電気などで簡単に引火する。
  • 前方に設置していると転んだ際に、自分にガソリンがかかって火だるまになる。

まとめ

おなじガソリンを使用するなら、最大限にパフォーマンスを引き出したいと思います。

しかし、ガソリンの特性を知らないとプレ・イグニッションやノッキングを起こしたりエンジンに深刻なダメージを残すことがあります。

ハイオクガソリンは高圧縮で耐えられ為、プレ・イグニッションを防ぎ、高い出力を発生させられる。

オクタン価のあったハーレーのエンジンは、ビッグツインでは強烈な低速トルクを発生させ、4CAMのスポーツスターはレスポンス良く上まで力強さが続く。

 

今日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

ARIGATO BIKE

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