- リアサスが固くて、ギャップで強い衝撃がある
- プリロード調整しても、すぐに底づきしてしまう
- 買ったはいいけど、いまいちだったので買い直したい
こういった疑問、不満にお答えします。
リアサスペンションはノーマルでもガチガチなのに、さらに固いローダウン仕様もレギュラー商品としてラインナップされています。
このようなサスペンションは、ストロークが数センチしかなくマンホールレベルで強い衝撃を受けてしまいます。
- リアサスにとって理想の状態を知ると、良いサスペンションを選べるようになる
- セッティングによって、どう変わるかを知ると、とても走りやすくなる
良いリアサスペンションに交換すれば、乗り心地に路面追従性が良くなり、気持ちよく変な疲労もたまらずにツーリングが楽しめます。
それに、とても目立つパーツなので、カスタム感がでて楽しくなります。
それでは、おすすめのリアサスペンションと調整方法なども紹介します。
ハーレーのリアサスペンションの特徴と理想の動作
- 車体の姿勢を保つ
- 路面凹凸による突き上げショックの緩和(乗り心地の向上)
- タイヤの駆動力をスムーズに路面に伝える(トラクションの向上)
- 制動力の向上
ハーレーの純正サスペンションで、上記を全てクリアするサスペンションはありません。
ハーレーのサスペンションの良くない点
バイクはスプリングの上に乗って走っているので、前と後ろのサスペンションの動きが同じでないと、乗り心地はもちろん、バイクの姿勢や挙動がおかしくなります。
ハーレーのサスペンションは、フロントが柔らかくリアが硬い。
- シートに座ると、フロントサスペンションが先に沈む
- シートから立つと、リアサスペンションが先に戻る
この状態では、安定した走りはできません。
同じタイミングで伸び縮みする状態が、自然な動作で安心して走行ができます。
リアサスペンションにとって理想の状態とは?
- 1人または2人乗りでも、硬すぎず柔らかすぎない
- 路面追従性が良い
- ロングツーリングでも疲れない
- 安定した制動力
おすすめのハーレーのリアサスペンションメーカー
サンダンスのリアサスペンションはハーレーの為に開発された
完全なる新設計の、ハーレーの為だけに開発されたサスペンションです。
専用設計のため、すでにハーレーに求められる要求を、完璧に近い状態で販売されています。ミルウォーキーエイトのモノショックも販売されています。
別体タンクなしでも、乗り心地良さにコーナリング性能、フロントサスペンションとの総合的な走行性能は非常に高く、ハーレーの専用サスペンションでは最高峰です。
カスタムショップレベルで、大手メーカーに完全なる新設計のサスペンションを、製作依頼する事は通常は不可能です(パーツやカラーを変えるオーダーは出来ます)
サンダンスの実績と信頼があるからこそです。
ナイトロンはオーナーの走りに必ずマッチさせる
ナイトロンはソフテイル以外のサスペンションに対応していて、細かいパーツまでオーダーが可能です。
汎用品のサスペンションとはことなり、別途オプションパーツを購入しなくても、自分仕様のサスペンションが手に入ります。
要望通りのサスペンションをスピーディに対応してくれ、信頼あるサポートが受けられます。
ストリートからレース仕様まで対応可能です。
マンホールを通ったレベルでも、はっきりと乗り心地の良さがわかります。
質感も素晴らしく高い。
オーリンズは調整幅が広い
オーリンズのS36PR1C1LとS36PR1C1LBは、あらゆる目的を達成できるサスペンションです。
オーリンズの汎用品のサスペンションは、さまざまシチュエーションに対応できるとても広いセッティング幅を持っていて、セッティング技術があれば、ほとんどの要求に応えられるオールマイティーなサスペンションです。
※「Type S36E」のサスペンションレベルは、ハーレー純正と同じレベルなので、見た目以外に購入するメリットはないです。
Japan Specのハイパープロ
ハイパープロは日本独自の「Japan Spec」仕様にチューニングされており、日本人の体重、山岳地帯の多い日本に合わせて販売されています。
ミルウォーキーエイトのモノショックも販売されています。
セッティングしだいでサーキットも走れるほどの幅広い調整範囲をもっています。
ただ、性能を生かすには、専門の知識を持ったサービスディーラーでの購入がベストなので、必ずカスタムショップを通して購入するのが良いと思います。
サービスショップ一覧:ハイパープロ サービスショップ
その他にもサスペンションメーカーは多数ありますが、OHやサポート、パーツの入手しやすさを考慮しはぶいています。
リアサスペンションの調整によって何が変化するのか
汎用品のサスペンションを購入した場合はまず、イニシャルセッティング(プリロード)を合わせることが大切です。
このイニシャルセッティング(プリロード)が完了して不満があれば、下記の調整にチャレンジしてみて下さい。
調整が終わったら、いつも走る場所で確認すれば違いが歴然とわかると思います。
イニシャルセッティング(プリロード)
変化 | |
締める |
|
緩める |
|
※乗ったときの沈み込みが変わるだけで、サスペンションの長さが変わるわけではありません。
テンションセッティング(伸側)
変化 | |
締める |
|
緩める |
|
コンプレッションセッティング(圧側)
変 化 | |
締める |
|
緩める |
|
求めるセッティングは、乗り心地・足つき・性能重視などがあるので、答えは一つではありません。
答えがあるわけではないので、多くの情報を参考にして、理想の動きを実現させてください。
前後サスペンションについての、詳細な記事もありますので、こちらの、ハーレーはフロント・リアサスペンションで劇的に楽しくなる!も読んでみてください。
まとめ
リアサスペンションは気軽に交換できるパーツで、見た目でカスタム感が演出でき、有名ブランドのサスペンションなら、交換するだけも十分に満足できます。
専用設計のサスペンションや、セッティング幅があるサスペンションなら、乗り心地や性能は、高級車に乗ったような心地よさと、安心してワインディングを走行できる楽しさがあります。
ぜひ、性能の高いサスペンションを選ぶようにしてください。
今日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
ARIGATO BIKE
この記事が気に入ったらフォローしよう!
noteでノウハウを公開しています
このハーレーエンジニアリングの他に、noteというサービスで有料の記事を公開しています。どちらも『ハーレーを安全に最高に楽しむ』ためのノウハウとなっています。
「ハーレーが秘めている最高の鼓動感とパワー、安心安全を手に入れたい!」と本気で考えている人のみ H-D史上最高の性能を秘めたツインカムエンジン!!パワーと鼓動感を解き放て! を購入して下さい。
ハーレーは多くのパーツがあるため、質の高い情報がないとムダに費用が掛かります。
良質な情報を手に入れ、本気で行動している人は最高のハーレーを手に入れています。
ぜひ参考にして下さい。