ハーレー初心者の「最初のおすすめカスタム」を3つ紹介します。
この3つのカスタムで、エンジンかけた瞬間から楽しくなります!
走行中も本当に気持ちよく、エンジンを切るまで、ハーレーの良さを楽しめるようになります。
ハーレーを購入して、ならし運転が終わり新しいオイルを交換すると、最初に乗ったときよりもスムーズになっていると思います。
やっと、自分のハーレーになったなと思える瞬間だと思います。
ならしが終われば、今まで回していなかった回転まで回せるようになり、長距離ツーリングや、ワインディングを気持ちよく走れるようになります。
最高に気持ちよいですよね。
でも、走行距離が増えると、だんだんと愛車のハーレーに、物足りなさが出てくるタイミングでもあります。
- ハーレーらしい音が欲しい
- 高速やワインディングで、もう少し力強く走って欲しい
愛車のことがわかってきたり、自分の走り方がわかったりすると、こういう風に感じるときがあります。
この記事に書いている「3つのカスタム」をすれば、よりハーレーらしく、より自分の走りに合うハーレーに変わります。
結論を先にいってしまうと、次の3つのカスタムでものすごく変わります。
- 「抜けの良いマフラー」で、スムーズに排気ガスを排出させる
- 「たくさん空気を吸うエアクリーナー」で、多くスムーズに吸気させる
- たくさん吸った空気に見合った「ガソリンを供給しキレイに燃焼させる(燃調)」
ビッグツインなら、低速から粘る力強いトルクにドコドコ感が手に入り、スポーツスターなら俊敏な加速が高回転まで続くようになります。
では、具体的にどういったパーツを選ぶと効果が高くなるのか、いくつかのポイントをわかりやすく解説していきたいと思います。
マフラーとエアクリーナー交換で、空気をたくさん吸えて音も良くなる
ビッグツインは2,000cc近くある車種がラインナップされていますが、ノーマルだと80馬力以下ぐらいしかありません。
厳しい排ガス規制をクリアする為に、ガソリンを薄くしてパフォーマンスを落とします。
エンジンパフォーマンス(パワー、トルク)が落ちるとドコドコ感がうすれ、低回転から高回転まで気持ちよく回りません。
それだけ空冷大排気量エンジンにとって厳しい時代です。
- 性能はもちろん、味わいまでも厳しい排ガス規制でおさえてある。
- マフラー・エアクリーナーを交換して燃調をすれば、パフォーマンスはあがり、ハーレーらしいドコドコ感が強くなる。
マフラー交換で排気ガスをスムーズに排出しハーレーらしい音をだす
たくさんの排気ガスをはかないと、たくさんの空気を吸うことができません。
人間と同じですね。たくさんはかないと、たくさん吸えません。
たくさんの空気をエアクリーナーで吸気させ、空気の量に見合ったガソリンを供給すれば、エンジンのパワー・トルクはあがります。
その為にマフラーを交換します。
ハーレーのエンジンにとって抜けがよいマフラーは、独立管か2in1でしぼりないマフラーが、パワー・トルク・ドコドコ感を高められます。
抜けの良いマフラーは、以下のタイプが安定的にパフォーマンスを発揮できます。
独立管:1気筒に1つのマフラーがついているタイプ
2in1:2本のマフラーが1本に合わさるタイプ
マフラーの太さや長さなどで抜けの良さは変わりますが、スクリーミンイーグルのようなノーマルタイプのマフラーが、音量、音質、パワーなどのバランスが良い標準的なマフラーです。
音量はかなり大きいですが、一番に人気のあるマフラーメーカーが、バンスアンドハインズです。
特に下記のショート・ショートは、マフラーが短く細いため爆音タイプです。そのぶん高回転からのパワーの伸びや、アクセルレスポンスの良いマフラーの代表です。
マフラーの音量や音質について知りたい場合は、詳細な記事がありますので、こちらの、【買わなくてもわかる!】重低音からレーシーなサウンドまでのマフラー選びも読んでみてください。
エアクリーナーで多くの空気を吸気して効率をあげる
マフラーで多く排出できたら、多く吸い込むことが出来ます。
そのために、ハイフローエアクリーナーに交換します。
高性能と言われるエアクリーナーは、170CFM前後(Cubic Feet per Minute)のエアクリーナーです。
雨天時をのぞけば社外品で高いのが、178CFMのK&Nの全方向から吸い込むエアクリーナーを使用したタイプです。
この大きさで全方向から吸い込むタイプは、非常に吸気効率が高いです。
その代表がRSDのタービンとアレンネスです。特にアレンネスは2020年に一番売れたエアクリーナーだと思います。
全天候型だとS&Sのステルスエアクリーナーが172CFMで高性能です。
極端に小さなエアクリーナーは、空冷エンジンのフィンが目立ってカッコよいですよね。
しかし、エンジンの良さは引き出しにくいので注意してください。
エンジンの耐久性を無視すれば、ファンネルが一番吸気効率は高いです(あみの吸気抵抗はフィルターよりも強い)
エアクリーナーについては、詳細な記事がありますので、こちらの、【買わなくてもわかる!】エアクリーナー交換の効果と選び方も読んでみてください。
インジェクションチューニングで燃調をすると、パワーと鼓動感があがる
マフラーとエアクリーナーで、たくさん排出してたくさん吸ったら、インジェクションチューニング(燃調と点火時期など)でガソリン量増やし、点火時期を合わせます。
エンジンのパワー・トルク・鼓動感は、空気に見合ったガソリンを供給し燃焼させるとアップする
たくさんの空気がエンジンに入ってきても、その分のガソリンを供給しないと希薄燃焼になります。
希薄燃焼はエンジンの異常加熱で、オーバーヒートをおこしやすくなります。
インジェクションチューニング(燃調と点火時期など)には、以下の3つの機器があります。
- サブコン
- フラッシュチューニング(純正コンピュータ書き換え)
- フルコン
サブコン、またはエンリッチナー
何もしないよりかは良い程度なので、恒久的な使用はおすすめできません。
フラッシュチューニングとフルコン
フラッシュチューニングとフルコンは、一般的に販売さているマフラーとエアクリーナーで、チューニング(燃調と点火時期など)した場合は、性能面での差はほとんどありません。
フルコンはレースセッティングもできる高度なコンピュータで、フルコンが必要なケースは、大幅に性能をあげる場合や、マフラーを頻繁に交換する場合に必要になります。
フルコンは制御幅が広いので、レース用マフラーからノーマルマフラーに交換するだけで、即制御され、フラッシュチューニングのようにノーマル用のデータに戻さなくても、調子を崩すことがないのが特徴です。
費用フルコンのほうが5万円ほど高くなります。
フラッシュチューニングは純正コンピュータを使用するので、安心感があり人気があります。
フラッシュチューニングは、ディレクトリンク・パワービジョンが有名で、FP4はスマホでチューニングができるので人気がありますが、実際には個人で満足のいくチューニングはできないので、必ず日本正規品で電話やメールの充実しているプロショップに依頼してください。
インジェクションチューニング(燃調と点火時期など)で、吸気に見合ったガソリンを供給して、マフラーでズレた点火時期を適正にすると、エンジンのパワー・トルク・鼓動感もあがります。
ハーレーのエンジンにとっても、バイカーにとっても快適な状態になります。
インジェクションチューニングについては、詳細な記事がありますので、こちらの、インジェクションチューニングについてを読んでみてください。
まとめ
- マフラー:独立管か、2in1で絞りの少ないマフラーがスムーズに排気できる
- エアクリーナー:K&Nの全方向から吸い込むエアクリーナーが性能が高い。全天候型だとS&Sが高性能
- インジェクションチューニング:吸気に見合ったガソリンを供給すると、強い燃焼でパワー・トルク・ドコドコ感が強くなる
一般的に販売されているマフラーやエアクリーナーであれば、フルコン・フラッシュチューニングで性能に差はでません。
エンジン内の強い燃焼は、ハーレーの強い鼓動感に粘りのある低速トルクを発生させ、上までスムーズに回るようになります。
エンジンかけた瞬間から楽しくなり、エンジンを切るまで空冷大排気量エンジンの良さを味わえるようになります。
しかもエンジン温度も下がるので、快適なツーリングができます。
マフラーはノーマルマフラーでも、プロチューナーにチューニングして貰えれば、とても味わい深いハーレーに変わります。
車検対応マフラーも多く発売されていて、音量が少しあがり、音質も変わったりするので、ノーマルとは異なる雰囲気が楽しめます。
今日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
ARIGATO BIKE
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